地域によっては、お盆に天ぷらを食べる風習があるそうです。
こんにちは、はなです。
今回のブログでは、自分で考える力をつける方法に関して書きます。
こんな方におすすめです。
・自分の考えや思いつきに自信が持てなくてついつい人に相談しがち
・人から「考えが浅い」と指摘されると悲しい...
・「ひらめき」「発想」「独自のアイデア」には自信がない
学生時代、私は自分で考えきる前に人に相談していました。
ただ今では、その癖を改めて、まずは自分の中で思考しきってから、人に話したり、相談するようになりました。そのおかげで以前より、自分に自信が持てるようになりました。
書いてみると当たり前のことですが、「思考する」ということは想像以上に奥が深く、もしかしたら思考しきれていない人も多いかもしれません。
このブログが、自分で考える力をつけたい方や、深く物事を考えられるようになりたい方の参考になればうれしいです。
今回参考にした本の紹介
この悩みを解決するのに、下記の本が勉強になりました。
すでに読んだことがある方も多いと思います、有名な2冊です。
①『思考の整理学』外山滋比古
なぜ自分で考える力が必要なのか、そのためには何を意識したらよいのか、例えを多く用いながら、わかりやすく書かれていました。
思考の整理学 (ちくま文庫) | 外山 滋比古 |本 | 通販 | Amazon
②『メモの魔力 The Magic of Memos』前田裕二
効果的なメモを日々書き続けることで、そこから問題解決のアイデアが生まれたり、自己理解の助けとなる。ひいては人生のコンパスとして役に立つということが紹介されていました。
Amazon.co.jp: メモの魔力 -The Magic of Memos- (NewsPicks Book) eBook : 前田裕二: 本
自分で考えることの大切さ
本題に入る前に、今一度「自分で考えること」の重要性を確認します。
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人間には、グライダー能力と飛行機能力とがある。受動的に知識を得るのが前者、自分で物事を発明、発見するのが後者である
(引用:『思考の整理学』p12、13)
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私はこれを読んだ時に、「私はグライダー人間だなあ」と思い、悲しくなりました😅
本によると、学校教育ではグライダー人間を育てる教育が中心だが、実際には社会に出ると飛行機能力の方が重要になってくるとのこと。
それはそうですよね、例えば営業マンが顧客への提案書を作成するときに、上司といえど、書き方を手取り足取り教えてくれる訳ではないし、上司が言っている内容が必ずしも顧客にとって正解とは限らない。
プライベートでも、人に相談しないと動けないようでは、急な対応ができません。
社会には正解も先生もいないため、「自分に自信を持って、自分で考える」ということが重要になるのです。
では実際にどういう手順で考えたらいい?
いきなり自分で考えてみろ!と言われても、どうしたらいいかわかりません。
2冊の本にはヒントがありました。
『思考の整理学』が教える思考の仕方
本ではビールの発酵に例えつつ、思考のプロセスが紹介されていました。
私は下記のように解釈しました。
(正確な内容を知りたい方は、本でご確認ください)
①第一段階:元ネタ(麦)+独自のアイデア(発酵素)+忘却(発酵期間)
②第二段階:発酵が終わったら、いろいろな手段で表現する
①第一段階
元ネタとは、解決したい課題や考えないといけないテーマです。これについて考えるには、まず独自のアイデアと混ぜ合わせます。
独自のアイデアは、根気強く考える必要がありますが、結局は思いがけない時に思いつくことも多いです(確かに、トイレに立った瞬間に急にひらめくことってありますよね)。
そしてそれを、すぐに名案だと思って思考を止めてはもったいないです。
思考を深めるために、一旦頭の中から排除します。(よく前日の夜に思いついたアイデアが、次の日の朝考え直してみると、イマイチだった、ということありますよね)。
このように一旦時間を置き、客観的になると、課題の本質に気づけたり、さらにいいアイデアが生まれます。
このタイミングが発酵の終わったタイミングです。
②第二段階
人に話したり、書いたり、表現してみることで、ますます思考が整理されます。
私も一旦考えきったと思っていた内容でも、こうしてブログに書くことで思考が整理され、新しい発見をすることができています。
ちなみに、以前の私の思考プロセスはひどいものでした...
(私の場合)
第一段階:元ネタ+少し自分で考える
第二段階;すぐに、周りの人へ相談
これまでは「自分で考えても大したアイデアが生まれないから、時間がもったいない」と思い、すぐに頼れる周りの人たちに相談していました。
自分には思考力がないと思い込んでいましたが、単純に思考の量もプロセスも不十分だったということが、本を読んでわかりました。
ちなみに、仕事の課題など悠長に発酵させる時間がない場合は、そのことが終わった後の振り返りをきちんとすることにしています。
(私の仕事の場合、)今後また似たような課題に直面する可能性は高いので、来るべき次回に備えて思考の整理をしておくイメージです。
独自のアイデアの育て方
ただこの本を読んだ時点では、1つ疑問が残っていました。
「独自のアイデアを思いつくには、どうしたらいいのだろうか」
これについては、『メモの魔力 The Magic of Memos』が参考になりました。
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メモをとると、あらゆる日常の出来事を片っ端からアイデアに転換できます。一見価値のなさそうな、普通の感覚では誰もがスルーしてしまう小さな事象でさえ、メモすることで、それはアイデアになる。
(引用:『メモの魔力 The Magic of Memos』p4)
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メモの取り方は、実例付きで紹介されていたので、ぜひ本を読んでみてください。
私は、検索のしやすさや手軽さを優先して、主にスマホでメモをしています。
そのため著者の薦めるノートを使ったメモの取り方をそのまま実践はしていません。
ただスマホにメモするときでも、情報をアイデアに変えられるように抽象化したり、転用するようになりました。転用した時にはじめて、課題を見つけることもあるので、改善ポイントを見つけるという相乗効果も感じています。
なお考えが大きく広がりそうなときは、紙のノートに書き出しています。
まとめ
今日は、思考について書きました。
思考とは、本来独自のアイデアを混ぜたり、発酵させたり、別の方法で表現してみたりと、とても根気のいる作業です。
自分にはできないと思わずに、自分を信じて思考してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました❣️