まいにちらぼ

〜私の日常〜

事前予約なしでも十分楽しい!皇居東御苑の散策

こんにちは、はなです。

今日は先日行ってきた皇居の散策について書きます。行ってきた日もあいにくの雨で、このブログを書いている今日も雨で、この時期は雨が多いなあと思って調べてみると。

実際、3月下旬から4月頭は雨が多いそうです。

ちなみに食べ物の春雨も、春の雨から来ているのか!読んで字のごとくですが、これまで気づきませんでした。そういえば昨日の夜春雨食べたような、、、(笑)

春に雨が多いのはなぜ?「春雨」と「春の雨」は違う?(季節・暮らしの話題 2019年04月11日) - 日本気象協会 tenki.jp

まずは英国大使館へ

本題の前に、私の母一押しの英国大使館をチラ見していくことにしました(笑)

半蔵門駅から歩いて8分。まず見えてきたのは「国民公園 皇居外苑半蔵門園地」です。公園なので無料で公開されており、特に見張りの方もいないようです。ここはもともと英国大使館の敷地内でしたが、2015年に全体の5分の1にあたる敷地が日本政府へ返還されました。

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公園を囲む柵には小さなかわいい王冠が!

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各円の真ん中に植えられているのは太白(タイハク)という白桜。ウィリアム王子が来日した際に植えたそうです。もう終わりかけでした。

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ラッパスイセン、ほかにも春を感じるお花がたくさん。

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そして公園を抜けて、道を進むと英国大使館が見えてきました。石造りと思いきや、関東大震災で初代の建物が倒壊したた鉄筋コンクリートに石を貼っているそうです。

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英国大使館は1859年に開設され、現在の場所(江戸城の周りにあった大名屋敷跡)には明治維新後にやってきました。

スポット(駐日英国大使館)|【公式】東京都千代田区の観光情報公式サイト / Visit Chiyoda (visit-chiyoda.tokyo)

大使館の通りにも桜がたくさん咲いていました。

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アーネスト・サトウというイギリス出身の外交官が植えた桜で、戦争等で枯れてしまいましたが、戦後有志によってふたたび植えられました。ちなみにサトウという苗字はスラブ系の父親の苗字だそうですが、親日家だったサトウは佐藤や薩道という当て字をしていたそうです。すごい偶然!

皇居散策

いよいよ本題の皇居散策です!ざっくりこんな感じで歩きました。

このあと竹橋駅の方へ用事があったので、竹橋駅をゴールに散策します。

※グーグルマップに一部手を入れて作成

①乾門へ

大使館前を通過し、皇居の中を突っ切れる代官町通りを歩きます。

菜の花がきれいに咲いています。

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塀の向こうは緑が茂っていますね、通り沿いにはやはり桜がたくさん咲いています。

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科学技術館や高速の料金所を横目に進むと、乾門が出てきました。

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天皇陛下が暮らす吹上御所につながる門で、皇族の方が皇居の出入りに使われるそうです(普段は非公開ですが、ちょうど23年3月25日から4月2日まで一般公開されているそうです!)。

私が訪問したこの日は非公開だったのでスルー。

②本丸へ

そして次に出てくるのが北桔橋(キタハネバシ)門。この橋を渡ると皇居東御苑の見学ができます。荷物チェックだけですんなり入れます。

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この巨大な石垣の上に江戸城天守台がありました。

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天守台からの景色はこんな感じ。

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天守台から一番近いところに本丸の大奥、その向こうに中奥(将軍の生活スペース)、さらに向こうに表御殿(仕事スペース)がありました。

本丸跡地にはきれいな自然が広がっています。

竹林。亀甲模様に節がついたキッコウチクをはじめ10種類ほどの竹が植えられていて面白いです。

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バラ園は完全に季節ではありませんでした(笑)

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そしてお線香の匂いがすると思って見上げると、、、タブノキ

樹皮がお線香の原料になるそうです。

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早春に咲くボケの花も。丸みのある真っ赤な花がかわいいです。
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そして歴史スポットも。

こちらは石室。有事の際に大奥にある貴重品を避難させるためのスペースだったといわれています。

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忠臣蔵の事件が起きた松の廊下跡。たくさんの松の木が植えられています。

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番所。位の高い武士が務めた警備詰所を再現したものです。
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③二の丸へ

そして続いての門、中之門跡です。

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ここを通ると二の丸につながります。二の丸には庭園と御殿、大奥があり、隠居した将軍や将軍の母も暮らしていたようです。

昭和天皇が発案されたという武蔵野の雑木林を再現したエリア。私の通っていた武蔵野にある大学の敷地を思い出しました(笑)

そしてここに御殿があったそうです。

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汐見坂。この坂が本丸と二の丸をつないでいます。坂を上った本丸エリアから二の丸跡を撮影。

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都道府県の木という面白いエリアもありました。各都道府県から寄贈された木が植えられています。

鹿児島のカイコウズは夏になると真っ赤な花を咲かせるそうです。南国に咲く花ということで見たかったです!

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そして次の門が出てきました。平川門。

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この門は大奥の女中やこの辺りに屋敷を構えていた一橋家が登城する際の出入りに使ったり、一方で罪人や遺体を運び出す不浄門としても使われました。

この門を抜け、木橋を渡ると竹橋駅への入り口はすぐそこ。

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ということで皇居散策はここまで~

皇居内部の地理関係は、こちらの記事にある絵がわかりやすいと思います。

二の丸庭園(皇居東御苑 ) | 東京とりっぷ (tokyo-trip.org)

まとめ

以上、皇居散策についてでした。

散策は全部で1時間20分くらいでした。あいにくの天気でしたが中には海外からのお客さんも多くいました。ただ中はとても広いので自分のペースでゆっくり見て回ることができ、散策におすすめです。歴史の勉強にも植物の勉強にも、そして土地勘の勉強にもなりました(笑)

今度は事前に予約して、今回は入れなかった天皇の暮らす御所があるエリアの散策もしたいと思います。

皇居一般参観-当日受付で皇居内を歩いて参観-ひとりで東京歴史めぐり (taichi-tokyo.com)

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。