まいにちらぼ

〜私の日常〜

10年越しに行ってきた(笑)長谷川町子美術館の感想

こんにちは、はなです。

今日は世田谷にある長谷川町子美術館に行ってきた感想です。私は父の影響でまるちゃんとサザエさんを見て育ちましたが、そのころから行ってみたかったのが、長谷川町子美術館です。昔は欠かさず見ていた番組ですが、最近はさすがに見る頻度も減り。。。

そんな中、先日たまたま駒沢公園の餃子フェスに行ってきたので、徒歩圏内にあった美術館に行ってみたというのが事の顛末です。

期待もそこそこに行ってみましたが、とんでもない!「サザエさんっておもしろくてかわいいなあ」「長谷川町子って素敵な方だな」と昔の興奮がよみがえってきました!(笑)

ということで、今日は美術館を訪れて個人的に感じたことを書いていきます。

www.hasegawamachiko.jp

若くして才能が開花

なんと長谷川町子が漫画家デビューしたのは15歳。デビュー時の写真のあどけない表情を見て、あまりの幼さにびっくりしました。そしてサザエさんの連載が始まったのは1946年のことで、その時町子は26歳。26歳にして生涯の代表作を作ってしまったのですから、本当にすごいことですよね。26歳、、、今の私と同い年です。

姉妹社

町子は父を13歳で亡くし、母と3姉妹の4人家族でした。サザエさんの連載が始まった1946年に家族4人で姉妹社を設立。サザエさんやその後の作品は、この姉妹社から出版されているので、町子のことを一番稼いだ漫画家という人もいるそうです。どこかに所属せずに起業するという考え方、とても今っぽいですよね。それを男社会だった当時にやってのけた長谷川家の女性たちは先進的でかっこいいなと思いました。昭和の古き良きを描くサザエさんとは全く違う印象ですね。

ちなみに、父が亡くなる前に母は家族全員をクリスチャンにしたり、町子が有名漫画家に弟子入りしたいとぼそっと言った言葉を実現するために奔走したり、ものすごく行動的な方だったそうです。また町子も正義感が強く、子供の時は男の子とも対等に喧嘩をしたり、大人になってからもペットの飼い方がなっていない人には電話で抗議をしたり、当時としては珍しく著作権侵害でバス会社を訴えたりと、信念を貫く方だったようです。サザエさんのほのぼのした話と絵に惑わされそうになりますが、超大作を残した女性4人はとても強い方々でした。

サザエさんがかわいい

とても安易な感想ですが、美術館の中や周辺、パンフレットにいる原画のサザエさんがとーーーてもかわいかったです!また館内では過去のアニメを上映していたのですが、見ている人はみんなくすっと笑っていて、世代を問わず楽しめる素敵なアニメだよなあと改めて思いました。

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サザエさん通りにはサザエさんポストまで!さすが国民的アニメです。

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美術館の概要

入館料大人900円。長谷川町子の生涯や、残した作品(マンガだけでなく、町子が愛した動物の絵などもありました)が紹介されています。またアニメサザエさんが放送されるまでの流れも説明されていて、なんと素案から6か月かけてアニメが完成するそうです。また原作漫画を読んだり、アニメを読んだり、昔発売されていたサザエさんの色塗りを体験できるコーナーまでありました。館内には小さな仕掛けもたくさんあって、私たちは2時間半かけてゆっくり過ごしました。カフェやお土産スペースもありました。

ちなみにこの美術館はもともと、町子が漫画で得た収益で自分の好きな美術品を集めて展示する場所としてオープンしました。今ももちろんたくさん展示されています。

ただファンの熱い要望にこたえる形で、町子自身の作品も展示されるようになっていったそうです。

以上、長谷川町子美術館の感想でした。美術館に行った翌日が日曜日だったので、もちろんサザエさん見ました!気が向いたときに、ふらーと見ることができる本当に貴重な 番組です。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。