こんにちは、はなです。
前回から引き続き、夫と、私の祖父母の暮らす鹿児島に行ってきたので感想を書いていきます。
今日は指宿温泉について。
夫と祖父母は今回が初対面だったので、夫を歓迎しようと、祖父母は指宿温泉の宿を予約しておいてくれました。泊まったのは指宿一の宿、白水館。
首脳会談が開かれたり、皇族の方もお泊まりになったことがあるこの宿は、本当にここだけが別空間のような、素敵な空間でした。
※前回の記事はこちら
13:00 鹿児島中央駅でお昼(ざぼんラーメン)
まずは腹ごしらえ!駅ビルで鹿児島の老舗ラーメンをいただきました。
九州といえば博多豚骨のイメージですが、ここのラーメンも豚骨でした。ただ麺が少し太めで、キャベツやきくらげ、もやしなど野菜もたくさん入っていたので、甘みもあり、ちゃんぽんにも通じる感じがしました。チャーシューもたっぷりのっています!
ラーメンが出てくるまではテーブルにある桜島大根のお漬物も食べれます。とても美味しかったです!
ざぼんラーメン アミュプラザ店 - 鹿児島中央/ラーメン | 食べログ
14:00 指宿へ出発
電車で指宿温泉まで向かいます。
鈍行だと1時間半くらい。
こんな感じで海沿いを走っていきます。奥に見えるのはENEOS喜入の石油備蓄基地。
中東からの石油が一旦ここで備蓄されて、日本中の石油精製所へ運ばれていきます。
ものすごいタンクの数でした。
16:00 ホテル内を探索(白水館)
指宿駅に到着後、タクシーに乗って本日の宿へ。車で10分弱でした。
こちら夜のライトアップされた様子なので時間が異なりますが、ホテルはこのような広〜い松林の中にあります。タクシーで、住宅地から急にこんな素敵な松林に入った時には感動しました。
そしてこのホテルの1番の感想はとにかく全てが広い!
道路からホテルに入るまでの松林も広いですし、この後いく温泉もスーパー銭湯並みに大きいです。また館内もかなり広いので、自分が泊まる部屋から温泉までは祖父母のゆっくりした足取りだと10分以上かかりました笑
ただその分、見どころもいっぱいです!
内装も外装も日本の伝統美が溢れていますし、美術品もたくさん展示されています。
ということで、まずは館内をあちこち散策しました。
・薩摩伝承館
道路を渡ったところに、平等院鳳凰堂を模して作られた立派な建物がありました。
大河ドラマの世界みたい!
入場料1000円ですが、その価値十分にありな展示内容でした。
薩摩焼は1867年第二回のパリで開かれた万博に出展され、西洋貴族の間で爆発的な人気となりました。
このようにお金持ちの壁に飾られたそうです。
薩摩焼も西洋の方にウケるように、金色の装飾を多く施しています。
黄金に輝くこの間はとても美しかったです。
他にもボタンとして作られた薩摩焼が、西洋の方によって指輪に作り替えられたものも展示されていました。発想がおもしろいですよね。
ちなみに薩摩焼は朝鮮出兵に参加した島津氏が、朝鮮の朝鮮の陶工を連れて帰ったことがきっかけで生産が始まりました。その後指宿を始め鹿児島内で、薩摩焼の原料カオリンの採取に成功し、ますます発展していきました。
伝承館はかなり広くて2階には薩摩焼以外の薩摩伝統工芸も展示されていました。
こちらは島津家の籠。
とっても狭そうですが、中の壁から天井まで鮮やかな絵が描かれています。
一度中に入ってみたいものです笑
・将棋関連
薩摩伝承館の入り口にこんなものがありました。
この館の中で、昨年末竜王戦が行われたようです。結果は藤井聡太が竜王の座を守って前回に続き勝利しました。
また松林の中にはこんな石碑もありました。
2017年に羽生善治が長年唯一取れなかった永世竜王を手にし、永世七冠を達成しました。永世七館というのはこれまでに達成した人はいないとのこと、のちに羽生善治は国民栄誉賞も受賞しました。
ちなみに白水館は2016年から毎年竜王戦の対戦場所に選ばれているようです。
その他にも館内には至る所に薩摩の美術品や写真、歴史の説明がされていて、どんなに時間があっても見切れないほどでした。
白水館の創業者が美術品のコレクターだったそうです。
18:00 温泉
館内散策に時間をとり過ぎてしまい、メインであるはずの温泉は、時間がない中で入る羽目になってしまいました。無念!!
温泉は2フロアになっており、下に洗い場と江戸時代の温泉を再現したさまざまなタイプの元禄風呂がありました。そして上には露天やサウナ、砂蒸しがありました。
私は時間がなくて一部しか味わえなかったのですが、下の階はとにかく世界観がしっかりしていて、本当に江戸時代にタイムスリップしたかのような凝った内装でした。天井も吹き抜けなので本当に縦にも横にも広い、独特な空間で本当はもっと長居したかったです、、、露天風呂では星もよく見えました。
19:00 夕飯
地元の食材をふんだんに使った創作料理でとても美味しかったです。
指宿で有名なそら豆がたくさん
海鮮もお肉もある鹿児島は最高ですね!黒豚のしゃぶしゃぶでした。
他にもお米も鹿児島産だったり、こだわりが詰まっていました。
が、量がかなり多かったので、夫は途中から3人分の食事を食べていました(祖父母が食べられなかった分!)
砂蒸し(砂楽)
日付変わりまして、翌日の朝です。
実は朝バイキングをした後、チェックアウトをしてから砂蒸しに行こうと考えていたのですが、砂蒸しのオープン時間を見誤り、午前中は入れないことが発覚しました。
指宿に来て砂蒸しができないのかとショックを受けかけましたが、ホテルの方がご親切に近所で砂蒸しができる場所を教えてくれたので、タクシーでそこに向かいました。
ホテルからは10分弱でした。
1000円程度で天然砂蒸しを体験できます(白水館もほぼ同額ですが、あちらは人工とのこと。こっちに来れてよかったかもしれません!)
砂蒸し場は手前に見えている平な屋根の下。
プライバシーの問題なのか、壁も天井も板や簾で覆われているので、砂蒸しをしながら空を見たり海を見たり、ということはできませんでした。
1月だったので裸に浴衣を着て、屋外の砂蒸し場まで移動するのはかなり寒かったですが、寝転がって砂をかけてもらっていると、背中からも上からもどんどん熱が体に伝わってきて、とっても気持ちがよかったです。また海のすぐそばなので、波の音も心地よいですし、屋外なので冷たい空気が(砂に覆われていない)顔に当たるのも、気持ちよかったです。
暑すぎる時には係の方に言えば砂の量を調節してくれるので、常に心地よく過ごせました。どこでも掘れば温泉が出ると言われている鹿児島ならではの体験ができました!
まとめ
以上、長くなりましたが鹿児島旅行の感想②でした。
田舎の方だと車がないとなかなか移動が難しいことが多いですが、指宿までは頻繁に電車も通っているので、免許を返納した祖父母と運転に不慣れな私たち夫婦でも楽しむことができ、よかったです。
そしていいホテルはホテルの中だけで、こんなに楽しめるのかと実感しました。
館内の充実具合や、創作料理の美味しい夕飯は、新婚旅行で行った星野リゾートを彷彿とさせました。
さて砂蒸しのあとは、バスで知覧に向かいましたので、そのことはまた次のブログで!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。